ついに「病的発言をされる方も」と言い出した伊藤純子議員


総論・ジェンダー論という14日付エントリーにて伊藤議員はこう言い出した。

 『封鎖しない』というのは、私の意思表示。とあるフェミニストのブログが‘反フェミニズム’‘反フェミニスト’たちの猛撃に遭い、コメントもなければ、記事更新さえもしていない、という実態を目の当たりにしたからです。攻撃を恐れ、投稿欄を封鎖してしまったら、そのフェミニストと同じになってしまうでしょ。拙ブログでの一連のフェミニストたちのコメントを顧みれば、良識のあるひとならきっと理解してくれるはず、そう信じています。
 ジェンダー論を語る人のなかにはまるで、『強迫神経症』とも思われる病的発言をされる方もおいででした。優しいはずのフェミニストがあんなに攻撃的で狡猾的であるということは以前から感じてはいたけれど、実際に論議して、とても驚きました。反面、攻撃されると自らの投稿欄を封鎖してしまうという脆い一面をもった人もいた… そんな実態を知り得たことも良い経験になった、そう思っています。

それに対する「44」さんのコメント。

4. Posted by 44 2006年02月14日 15:11
>拙ブログでの一連のフェミニストたちのコメントを顧みれば
>一人でも多くの方が今回の一連のフェミニストと私の問答をご覧になっていただき

当ブログで「フェミニスト」のコメントを見た覚えも、先生が彼等と「問答」らしきものをされてるのを見た覚えもないのですが(笑)。

何度も色んな人がコメントされていますが先生への疑問は「男女混合名簿が性犯罪を誘発する」という発言それ一点であり、それに首をかしげる者は「フェミニスト」だと言う事であればおそらくほとんどの日本人は「フェミニスト」になってしまうことでしょう。
失礼ながら先生も議会議員でいらっしゃるのなら、思想信条はどうあれ論者を敵味方に2分せずにいられない幼稚で危険な発想を卒業されてはいかがでしょう。

44さんの指摘に補足するならば、伊藤議員は論者を敵味方に2分したうえで次のような発言をしている。

強迫神経症』とも思われる病的発言をされる方もおいででした。

一般的に、「神経症」とか「病的」という言葉を、政治家が安易に用いること自体が、それこそ「政治的に」問題ではないかと思う。

付け加えると、この議論は伊藤議員が「男女混合名簿」に対して「強迫的」*1とも言えるほどの過剰反応を示し、全く関係ないはずの「モデル紹介詐欺事件」と結びつけてまで「攻撃的な」ネガティブキャンペーンを張ろうとしたしたことが発端だったはず*2

誰が「攻撃的」なのか、誰が「強迫的」に語っているのか、伊藤議員は「すり替え」ようとしている、と私は読み取った。

*1:強迫神経症」という言葉は、私は用いない。病名を安易に比喩に使うものではない

*2:これに関しては成城トランスカレッジ!の鋭い指摘がある