川上直子(Soreda)氏の妄想とヘイトスピーチ

http://d.hatena.ne.jp/Soreda/20060731#1154327732


ちなみにモチーフは、積水ハウス社員のソさんが起こした以下の訴え。

(中略)お前のような人間がいるから拉致の問題が起こるんだ」などと、業務と関係のない発言を繰り返したということです。これについて、ソさんは、在日韓国・朝鮮人に対する差別意識の表れであり、北朝鮮の国家による犯罪を個人の責任にすり替える悪意に満ちた発言で、精神的苦痛を受けたとして、男性に対し300万円の損害賠償と新聞への謝罪文の掲載を求めて、31日に大阪地方裁判所に訴えを起こすことにしました。

http://www3.nhk.or.jp/news/2006/07/31/d20060731000015.html

これに対する川上さんの反応なのだが、まずこのような発言で始まる。

業務もクソもなく、日本人は残酷で私たちを植民地にし酷い目にあわせ、その上今にいたるまでコリアンを差別しているぅうううう、と、初対面でだろうがなんだろうが日本人と見るとかなりの高確率で一席ぶたないと気がすまないらしいのがコリアンだ、というのは、かなりのところ語られていることではなかろうかと思う。

これじゃあただのヘイトスピーチだ。

で、そういう中で、、顧客が差別的な言辞を取ったということでこの営業マンは顧客を訴え、積水さんは支援する、と。

俺は個人だから集団の過去も現在も関係ないが、お前は集団の過去を永遠に背負え、と。
いやぁ〜思い切りのいいことで。
積水さん、お志、よく理解しました。
本当にどうもありがとうございました。

「お前は集団の過去を永遠に背負え」などとソさんは求めていない。
話のすり替えなのか、川上さんの脳内事実の世界に入っているのか。

ま、その前に、高額な買い物になる住宅の場合、営業マンが気に入らなかったら変えてもらいたいと顧客が考える可能性は相手が何人だろうがありえるわけだし、あっていいと思われるわけで、そういう対処になれなかったのか、あるいはそうするよう(引き際を理解させるよう)営業マンをしつけられなかった会社だという点で、リスク管理マイナス100万点ですけどね。

積水ハウスはそのようなリスクを承知で、ソさんを支援する立場を選択したわけである。目先の損得より、公共的な問題の解決を選んだということだろう。
その公正さを評価する人だっている。

川上さんは積水ハウスのリスクを心配するより、自らのヘイトスピーチによって自分の評価がどれだけ毀損されるのかを直視するのが先決だろう。


※川上さんの発言はhttp://d.hatena.ne.jp/travieso/20060716/p1#c1154389305コメント欄経由。